ホイール速度(イベント/秒)
測っているもの
直近の1秒間にブラウザが受け取ったホイールイベントの数です。ハードウェアのポーリングレートではなく、OS が実際に届けた入力の密度を示します。
正常な状態
一定のペースで回している間は、値も安定しています。スクロール中に急に 0 へ落ちるなら、ティックの欠落か、ガタつくエンコーダーです。
警告サイン
手が一定なのに大きく振れたり、ホイールは明確に回っているのに 0 イベントが長く続いたりします。
生のイベントを並べただけでは、まだ診断にはなりません。このガイドでは、各指標が何を測っているか、正常な値がどんな見え方をするか、悪い値が出たときハードウェアのどこがおかしいかを順に見ていきます。
測っているもの
直近の1秒間にブラウザが受け取ったホイールイベントの数です。ハードウェアのポーリングレートではなく、OS が実際に届けた入力の密度を示します。
正常な状態
一定のペースで回している間は、値も安定しています。スクロール中に急に 0 へ落ちるなら、ティックの欠落か、ガタつくエンコーダーです。
警告サイン
手が一定なのに大きく振れたり、ホイールは明確に回っているのに 0 イベントが長く続いたりします。
測っているもの
最新のホイールイベントの、符号つき縦デルタです。標準のノッチ式ホイールは、同じ値を繰り返し出します(OS によって ±100、±120、±1 など)。
正常な状態
一方向に回している間、実行全体を通して符号が変わりません。
警告サイン
指はいつも同じ方向に動いているのに符号が反転する — 反転ティックが出ている直接の証拠です。
測っているもの
セッション中に取得した、最大の正・負の縦デルタです。平均では隠れてしまうバーストの挙動が、ここで姿を見せます。
正常な状態
最大・最小ともに、通常のノッチ値を反映しています。一方向の実行なら、大きいのはどちらか一方だけのはずです。
警告サイン
回していない方向に、深いピークが繰り返し現れる — 酸化した接点からの、汚れた信号バーストです。
測っているもの
ブラウザがデルタをどう報告しているかの単位です: 0 = ピクセル、1 = 行、2 = ページ。品質を示すスコアではなく、ほかのすべてのデルタ値のスケールを変えます。
正常な状態
セッション全体で一貫しています。デスクトップブラウザなら通常は 0(ピクセル)です。
警告サイン
セッションの途中で変わる — 何らかのアクセシビリティ設定やズーム設定が、ホイール入力を再マッピングしています。
測っているもの
縦と横の移動量の累計です。縦だけのテストでは、Scroll X はゼロの近くに留まるべきです。
正常な状態
Scroll Y は着実に増え、Scroll X は横ばいのままです。
警告サイン
Shift を押さずに Scroll X が上がるなら、チルトホイールのノイズか、タッチパッドのジェスチャが混ざっています。Scroll Y が停滞するのはキャンセルが起きている証拠 — 前方向のティックが、反転ティックに打ち消されているためです。
測っているもの
同じ符号のデルタが続いているのに、孤立して混ざる反対符号のイベント — + + − + のような並びです。「前進中に後退ギアが入っていないか」を確かめる、いちばん基本のチェックです。
正常な状態
実行全体を通して、逆スパイクはゼロです。
警告サイン
ゼロを超える数があれば問題です。古典的な原因は、メカニカルエンコーダーの接点に付いたほこりや酸化です。接点バウンスなら単発ティックのスパイク、完全に死んだチャンネルなら多数のスパイクが出ます。
測っているもの
スクロールの各バーストを、ひとつのストロークとして扱います。健全なストロークは山の峰のように立ち上がります — 遅く、速く、遅く。しかもすべて同じ方向へ。
正常な状態
70/100 以上。ストロークの大きさは狭い範囲に収まり、ストロークの中で符号が乱れることもまれです。
警告サイン
70 未満は、ストロークの大きさが飛び跳ねたり、途中で符号が乱れたりしている状態です — 連続スクロール中にホイールが飛んだり引きずったりしています。
測っているもの
ツールが最も頻出の |DeltaY|(=ノッチ)を見つけ、その ±20% 以内に収まるイベントの数を測ります。高い被覆率は、きりりとしたノッチ式ホイールを意味します。
正常な状態
被覆率 70% 以上 → 標準ノッチ式エンコーダーと判定。低めの被覆率で、滑らかに大小さまざま → フリースピン/無限ホイール(ロジクール MX Master のように、モードで切り替えられるホイールもこちらです)。
警告サイン
ノッチ式ホイールなのに大きさが不規則なら、デトントスプリングの破損か、センサーの一部詰まりです。
測っているもの
加重合成のスコアです: 方向の妥当性 30%、逆スパイクの少なさ 25%、ストローク&ノッチの一貫性 25%、異常の密度 10%、サンプル品質 10%。
正常な状態
90 以上 = A/A+。80–89 = B。70–79 = C(早めに清掃)。60–69 = D(エンコーダーの摩耗)。60 未満 = F(エンコーダー故障の可能性が高い)。
警告サイン
サンプル品質だけでスコアが低いなら、「もう少し長く測ればいい」という意味です。逆スパイクや一貫性が原因で低いなら、ハードウェアの問題です。
測っているもの
診断への信頼度です。高は 15 秒以上で 40 イベント以上、中は 8 秒以上で 15 イベント以上、それ以外は低になります。
正常な状態
高 — 判定、異常数、スコアのいずれも統計として信頼できます。
警告サイン
低 — レポートは簡易スクリーニングとして扱い、本格的な診断には 30〜60 秒のセッションを実行しましょう。
スコア 90–100
健全なホイールです。逆方向へのジャンプもなく、ストロークも一貫し、ノッチの集まりもきれい。このまま使い続けられます。
スコア 70–89
軽微なノイズです。ホイールの溝にほこりが溜まっている可能性が高い。圧縮空気かアルコール拭き取りで、たいていクリーンな信号に戻ります。
スコア 60–69
エンコーダーの摩耗が出始めています。連続スクロール中に時折、逆方向のティックが混ざる段階です。清掃しても、摩耗が進めば症状は戻ってきます。
スコア 60 未満
エンコーダー故障の可能性が高い状態です。感じられる症状は、ページが自力で跳ねる、CAD や動画編集ソフトでズームが勝手に動く、ゲームで武器の切り替えが誤作動する、など。エンコーダーの交換か、マウスの買い替えを検討してください。